オンノベ作家の選択肢──どこで自作小説を公開するのか?

オンノベという用語がもう死語気味かという説も聞くんですが、リバイバル的な意味で敢えて使用します。個人的な懐古趣味です。

趣味で自作小説を書いたけど、どうやって誰かに読んでもらえばいいのかな? という問題の答えは、今ですと「どこの小説投稿サイトを利用するか」という問題とほぼ同義かなと思うので、オンノベ投稿系を集めてみます。

【全ジャンル総合系】

小説家になろう、カクヨム、pixiv、ノベルデイズには自分でも作品を置いていて、なんとなく雰囲気は分かります。初めて作品公開する人が、とりあえず登録してみるなら「小説家になろう」がおすすめです。理由は全読者数の母数が多そうだからです。

紙面の読みやすさや、使い勝手は、私は「カクヨム」が個人的に好きなので、自分はそこをネット創作活動の本拠としてます。ただ読者の流れがいまいちなので、読者獲得には比較的、苦労する場所と思います。

どの投稿サイトも、基本的に他の投稿サイトとの重複投稿を許可してくれていますので、あっちにもこっちにも同じ原稿を公開して、双方で別々の読者さんに読んでもらうスタイルが、活発に活動する書き手さんの間では一般化しているようです。

複数の箇所に作品を置くことで、何らかの理由で投稿サイトAでアカウント削除や、サービス自体が終了するなどの不測の事態が起きた場合にも、別のサイトBに置いた原稿データがバックアップになってくれます。最低二箇所には投稿するといいと思います。

また、作品広報の場として、Twitterも欠かせない要素なので、オンノベ活動用のTwitterアカウントを作り、そこで作品の更新の宣伝や、同人誌即売会などへの参加などの関連したイベントの告知もそこで行うのが通例です。それによって投稿サイト内だけでなく、Twitterユーザーさんの中で、オンノベや小説に興味のある人が読みに来てくれることもある、という流れです。

Twitterを情報ハブとして、多数の投稿サイトなどの活動拠点へのリンクを張ることになります。投稿サイト側からも、自分のTwitterアカウントへのリンクを極力、設置するようにして、閲覧者さんが便利に行き来できるようにしておくのがいいと思います。

全ジャンル的な投稿サイト以外にも、作品公開の場はあるのでメモっておきます。

【二次創作メイン】

二次創作系の作品が多いですが、一次創作作品も投稿できます。

【BL(ボーイズラブ)専門】

三都幻妖夜話のプロモ用に専門ジャンルも見てみたんですが、めっちゃ専門性高くてポカーンだったので、私もよく分かりませんでした。より専門性の高い読者様と出会えるのかなとは思います。

他にも専門系ジャンルの投稿サイトはあるのかもしれないですが、まだ探してみていません。

【電子出版系】

電子出版は、紙の個人出版の電子版で、本来は有料で販売するものですが、上記のサービスでは無料での配布が可能です。オンノベの範疇から出ますが、作品をネット上で公開する方法のひとつではあります。

追記。文月夕さんからTwitter+ぷらいべったーで小説を公開する手法について教えていただきました。

投稿系ではないので脇道かもですが、ぷらいべったー に作品を置いてTwitterで告知、あるいは、Twitterそのものを発表の場にするというパターンもあるかと思います~

 

他にも、オンノベ(web小説)を公開するには、ここがあるよという情報がありましたら、コメント欄などで教えていただけると有り難いです。
(※Twitterで教えていただいた投稿サイトを追記しました)

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