「王宮の孤児たち」web拍手お返事

奇跡的に執筆が快調な「王宮の孤児たち」、ただいまの最新はprivatterでお読みいただける「第18話 襲撃」です。カクヨム版・pixiv版はログ収録として、privatterでの更新に遅れてついてくる形でやらせてもらっています。

快調に書き進められているのも、応援してくださる皆様のおかげと思います。いつもありがとうございます。案外、更新が早いので、読んでいただくのも大変かと思いますが、気にせずゆっくりお読みくださいね。作者もマイペースしかムリな人間ですので。

続きは「王宮の孤児たち」関連のお知らせと、コメントへのお返事です。

今回ちょっとお試しで、privatterさんに「王宮の孤児たち」の長いお話 という、Twitterでのフォロワー様限定公開の制作日記を作ってみました。限定公開の機能を使ってみたかっただけです。すみません。

Twitterでも平気で自作ネタを垂れ流す人間ですが、「まずいのか……」という空気は一応うっすらとは感じていますので、privatterさんで書かせてもらうほうが無難かもしれないですね。(でもちょっとメモするのに便利なんですよ、Twitterって)

Twitterにログインした状態で、私のアカウント(@zerozero_daily)をフォローしている方がご覧になれます。すっごいしょーもないツイートを毎日だらだら連投するアカウントですので、フォローするだけしてミュートして、privatterさんでのフォロワー限定公開だけ見るという手もあります。皆様のご都合に合わせてお気兼ねなくご利用ください。

以上お知らせでした。続きにご感想コメントへのお返事を書かせていだだきます。

01/13 10:01 「お前が生きて戻ったのは、勇敢だったからだ」のところで、不覚にも、うるっときました。そのあと、(自分にとって)当たり前のことを何度も聞かれて混乱するギリスは、ちょっと、未熟なAIみたいだなと思いました(笑)

コメントありがとうございます。「第17話 狂人たち」へのご感想ですね。

17話はなぜか非常に苦労して書いたところなので、ご感想をいただけて救われた気分です。自分でも何に苦労したのかよく分からないのですが、スィグルとギリスの会話を組み立てるのにものすごくヒーヒー言いました。

「王宮の孤児たち」は黒エルフ族の魔法戦士エル・ギリスと、スィグルが初対面するお話なので、彼らが最初はお互いに全然知らない赤の他人だったところから、作中で言うところの「新星と射手」の関係にだんだんと近づいていく経過を書かないといけません。

17話では、私にはそれの塩梅が難しかったようです。

スィグルは、謎の魔法戦士エル・ギリスが急に近づいてきたものの、晩餐であのような経過となり、彼のことをちょっと信頼してきている段階です。お世話になりましたという気分だと思うんですが、ギリスが相変わらず謎の人物であることは変わらないので、「いやちょっと待てよ?」と思っているはずなんです。

「お前、結局誰やねん?」というスィグルの心情を書くと同時に、ギリスの人となりも書いていきたいので、なんだか、なんだか、書くことが多い……! ってなってました。

ギリスは変な子なので、別にいいこと言おうと思って「勇敢だったからだ」っていうセリフを言ったわけじゃないんですが、それに図らずも励まされてしまうところが、スィグルもどうしようって思いますよね。コメントにも書いていただいてるように、ギリスはなんだか自動応答AIみたいな子で、自分自身の言葉があるような、ないようなです。未熟って書いていただいてるのが、まさにぴったりでした。

それが今後、どういうふうに変わっていくのか(変わらないのか)を書いていくので、どうぞ見守ってやってください。書くのが難しいので!! がんばります。

01/13 10:26 今までで一番、(ギリス、良いなあ♡)と思いました。普段のボーッとした様子から、何の躊躇もなく淡々と的確な荒ごとに移るのが良いです。ギリスは一種のサイコパスですよね。スフィルを殺すというのは、衛兵や侍女やスィグルを見極めるためのはったりではなく、本気だったのだと解釈してます。

コメントありがとうございます。「第18話 襲撃」へのご感想です。

18話はやっと登場のアクションシーンで、ここまで暗く悶々とした場面が続きましたので、やっとアクションだ!! という気持ちで大喜びで書きました。作者はアクションシーンを書くのが大好きなのです。

ギリスは魔法戦士で、剣や体術も使う設定なので、18話でも華麗なキックをお見舞いしてくれましたが、「何だよお前、強いのかよ!?」という急な感じでした。設定上は魔法戦士って書いてるんですが、ギリスが初登場以降、戦闘らしきことをしたのは、ここが初です。

ずっと戦争をしている民族の話なので、ギリスは子供の頃から戦うためのメンタルに教育されてきているはずで、必要なときに必要な暴力をふるうことに全然躊躇がありません。それが彼の病気のせいなのか、そういう訓練を受けてきたからなのかは、ちょっと明確じゃないんですが、ギリスはこういうキャラクターです。

やってることは酷いんですけど、彼の行動力には、なんだかスカッとしました。

でもスフィルは気の毒でしたよね。このシーンが初登場なのではないかと。私うっかりしていてスフィルの容姿の描写をするのを忘れました(汗)

スィグルと容姿容貌はよく似ていますが、目の色が違うという設定です。スィグルは金色の目だけど、スフィルは淡いブルーだったような……?(作者にすら記憶の彼方です)

だから実は一卵性の双子じゃないんですよね!? それとも何か特殊な理由で一卵性双生児なのに目だけ色が違うのか、子供の頃に作った話なのでトンデモなだけかもしれないんですが、とにかくスフィルは兄のスィグルとは違って、お母さん似の性格の気の弱い優しい子だという設定です。

それが矢を射掛けてくるんだから、どないなっとんねん!? と思いながら書きましたが、スフィルも弓術をたしなむ王族の殿下だったんだな……と感じるところでした。

最初に決めたプロットでは、この矢はギリスに当たる予定だったんですが、さすがに死ぬかなと思ってやめました。当ててやればよかったでしょうか。ギリスがもし本当にスフィル殺害を目指して来たのだったら、矢の一本ぐらい当ててやってもよかったですよね。

相変わらず長っいお返事となりましたが、お読みいただきありがとうございます。

ただいまの時点で第20話まで書けていますので、推敲して順次公開していこうと思います。またお読みいただき、応援してもらえると嬉しいです。

「ギリスに矢を当てるべきだった」などのコメントも、web拍手か、マシュマロから、お気軽にお送りください。お待ちしています。