「王宮の孤児たち」web拍手お返事

王宮の孤児たち」第24話 二対の翼 への拍手コメントの続きです。(前回はこちら

その後もいいね♡や拍手を送ってくださった方々、ありがとうございました。執筆の肩こりも吹き飛ぶ気分です。

記事の続きはコメントへのお返事です。

01/21 17:01 ギリスが「そのほうが絶対に格好がいいからだ」というのが子供っぽくて可笑しいです。「焦っていた」の後に、「人は永遠に背が伸びるわけではないらしいからだ。」なんて当たり前のことが書いてあるのも。この一文、別に無くても通じるわけですが、当たり前のことがわざわざもっともらしく書いてあることで、ギリス視点ならではのじわりとした可笑しみが醸し出されていると思いました。そして、猊下に言いつけるスィグル……(笑)


コメントありがとうございます!

ギリス、身長のこと気にしてましたね。16歳の男子なら気になる時期かなと思って、そんなふうに書きました。ギリスの養父イェズラムも、派閥の兄《デン》のエル・ジェレフも高身長設定のキャラクターなので、ギリスも周りの大人たちを見て、あれぐらい身長伸びたいって思ってるんでしょうね?

将来のギリスが高身長設定のキャラクターかというと。たぶん普通です。低くはないと思うんですが、作者が人物描写で「長身の」と書くキャラクターではないです。そこは必要に応じて、読者様のご想像で補ってあげてください。

そして猊下に言いつけるスィグル……。殿下の卑怯さには作者も心を打たれました(笑)

01/21 17:38 第一階層!! 普段読んでいる時、タンジールが地下にあることをあまり意識していないので、こういう描写があるとワクワクします。昇降機があるのも、詰めてる人たちがいるのも、通路が開く時間が決まっているというのも良いです。寒いとか砂が溜まっているという細かい描写に臨場感があって、普段はあまり表に出てこない隠し味のSF味がここぞというところで世界のスケールを感じさせてくれて胸熱です。そして、壮大な星空というロマンチックな背景のもと、主従コンビ誕生の瞬間という感動的な名シーンで、さらに胸熱です!

コメントありがとうございます! 第一階層でした。普段よく登場するタンジールの王宮は、近年の一番下にあるのですが、今回そういえば、それについてちゃんと書いてないのではと今さら焦っています。作者の中で常識すぎて書くのを忘れていました。改稿時に追加するか考えます(汗)

タンジール第一階層の場面も、実は過去にほとんど書いていないと思います。「紫煙蝶」という作品で、都市の地上部の場面がちょっとだけ登場しました。

下の階との移動には、螺旋状の通路があって、そこは馬などに騎乗したままでも通れる大路であるという設定ですが、要するにスロープなので、地下七階からぐるぐる上っていくと、かなり遠いはずでした。

鷹通信《タヒル》用の鷹も、どこから出入りしているのか、都市が完全に閉じていると入れないですし、現実的に考えて通風孔もないなんて変ですよね。そのように雑な設定でできている街なのですが、書きながらちびちび作っている部分もあって、鷹匠さんの絶叫エレベーターも今回初めて登場させました。

でもこれ、現実には、乗ったら死ぬんじゃないかなと思います。全然詳しく書けませんでしたが、第一階層に滑車があって、片方に錘《おもり》が、もう片方に人が乗る檻《おり》がついたワイヤーが吊るしてあるという仕組みを想定してました。錘と檻はそれぞれ別のシリンダーの中を移動しているんですが。どうやって減速してるのか、ブレーキなしに最上階までいくと衝突して、中の人が衝撃で死ぬと思うんです……。まぁ、いいか。(ダメですよね)

きっとファンタジー世界の謎の魔法で止まってるんやなと思って目を瞑って書きました。上の階にいる人がブレーキ操作をしているんでしょう。してなかったら死あるのみという気がしてなりません。

でももし地下都市タンジールに原始的なものでもエレベーターがあるなら、皆それに乗ってるだろうと思うので、案外、たくさんのエレベーターが稼働してるのかもしれないです。

そしてそんな殺人エレベーターに乗ってもらった後、星空の場面でした。エレベーターのことは忘れましょう。

我ながらカルテットらしい一場面が描けたなと満足した24話ラストでした。読者様にも楽しんでいただけていたら嬉しいです。

星空を見上げて歩哨に立つ二人、いい感じだなと思います!

今後もこの二人で仲良く頑張ってもらいたいです。続きの物語も、よかったら応援してやってください。

01/21 22:42 今アップされているところまで読みました……めっちゃおもしろかったです……!!いつもながらキャラの魅力が立ちまくっていてほんと素晴らしかったです!
ギリスの回想中のヤンファール戦のくだり、敵の体を溶かす謎の投石をしてくるトゥラシェってのがすごい気になりました。森エルフってやっぱ底知れない恐ろしさがありますね。四部族の中で一番得体が知れないという不気味イメージがまた深まりました。
それから私、シュレーのことが好きすぎて…、猊下のことが話題にのぼるだけでいちいちテンションあがってしまいました。
(感想長くなってすみません)続きすごく楽しみです。長文失礼いたしました☺️

コメントありがとうございます! 楽しんでいただけて嬉しいです。久々にこの世界の物語を書いているので、変わらない風合いを出せているかが気になっています。

守護生物《トゥラシェ》が登場するお話も、まだあまり無いので、どういうものなんだという感じですが。「ギュスタールとイアンカリスの婚姻」という作品には、森エルフの人たちから見たときの守護生物《トゥラシェ》が登場しています。でもこれは味方のときの守護生物《トゥラシェ》で、敵の時のやつの描写が出てくる作品は今は公開していません。それも近々完成させて公開できたらいいんですが。

守護生物《トゥラシェ》は一体ずつ仕様が違うという設定なので、全く同じものは二体といないはずです。ヤンファールにいたという十四体も、それぞれ違う特徴があったはずで、ギリスが回想していたのは、その一体についてでした。

その物語もいつか書けるといいなと思います。

そしてシュレーのことですが。私も書いていて謎のトキメキを感じました😅

この「王宮の孤児たち」にはシュレーは出てこないんですが、話題に出てくるのも懐かしいなと思えて嬉しかったです。読者様にも喜んでいただけて何よりでした。

スィグルがタンジールでギリスを殴っている頃、猊下は遠くで何やってるんでしょうね。

その物語も……って、早くアレもコレも書かないといけません……。

執筆が波に乗っている時に、書けるだけ書こうと思います。不甲斐ない作者ですが、応援していただけたら嬉しいです。