「王宮の孤児たち」の執筆がいまだに快調です。現実の暮らしが今ちょっとバタバタ忙しいせいで、現実逃避が捗るような感じです。このまま生きてて大丈夫でしょうか。心配です。
ただいま、最新32話まで公開中です。ぷらいべったーでご覧ください。アーカイブ版は30話まで、カクヨムとpixivにて公開中です。
「31話 博士」にweb拍手からコメントをいただきましたので、お返事にかこつけて31話についての長いお話を聞いていただこうかと。お願いします聞いてください!!
02/07 17:17 楽しい一幕でした! クスクス笑いながら読みました。
31話はギリスが王宮の学房を訪ねる場面でした。
序盤の方で「学院」と書いていたのですが、それだとトルレッキオの学院とまぎらわしいので途中で学房と書くことにしました。書きながら用語が変わっているという突貫工事っぷりです。すみません。
最初は、この国の学校とか大学みたいなものなんだから、こっちも学院でええやんて思ったんですが、学院の「院」て、垣根で囲まれた建物のことなんだそうですよ。トルレッキオの学院は城壁で囲まれているので、まさに「学院」ですが、タンジールの博士たちがいるところは何かに囲まれているわけではなく、王宮の一区画で、部屋の集まりなので、「房」ですよね。だったら学房やろがいと思って途中で変えました。最終的に「学房」表記に統一します。
原稿を書いてみて初めて感じる違和感とか、その世界の空気というのがあり、書きながら修正します。単にブレブレなんですが。
31話を書きながら、これを読んでくださった読者様は、学房の史学の先生をどういう人と思うのかなあと、ちょっと心配していました。もうしかしてスッゲー嫌な爺さんなんじゃないのかと。
私はこれは一応、愛すべきジジイとして書いているつもりで、めちゃくちゃ善人でもないけど、まあまあ良い人ぐらいの感覚でした。私が書くと私のアホさが乗り移ってきて、本当にこの部族のトップレベルの学者なのか全く疑わしい感じの人になってしまいましたが、そうであってもらいたいのです(汗)
話の内容からしても、この爺さんは単に族長リューズにたまたま恩を売ったおかげで、美味い汁吸ってる奴なのかという印象もありますし、読者様はどういう受け止め方なのかな〜と心配しています。
でも「楽しい一幕」とコメントに書いてくださってますしね!?
とりあえず楽しんでいただけたんだ、と、ホッとしたので、とても嬉しかったです。
でも別に博士が好きとは書いていただいてないので、実は爺さんあかんかったのかな😰
そういうふうに割と悶々としながら書いている原稿でした。
私は割と自分が書きたいものを書くんだというタイプで、人がどう思うか気にしてない時も多々あるんですが、すごく気にしている時もあります。どこにその境目があるのか自分でもわかりませんが、好き勝手書いているくせに人様には作品を気に入られたいという、わがままな人間です。
だったら好き勝手に書かずに読者様のニーズを捉えて書こうと頑張ればいいのにね!? と自分でも思うんですが、そこは拙作はどちらかというと「俺の宇宙を見てくれ」という作品なので、自分の世界を書くしかないのですよね。
爺さんがお菓子食って自慢話するだけの場面を書いちゃった……😰と思うんですが、「王宮の孤児たち」はたぶんずっとこんな感じです。皆様が飽きずにお読みくださるといいのですが。
ぼっちになってもコレを書くしかないので、哀れだな、私……とヒシヒシと思いますけども。いつも辛抱強くお読みくださっている皆様のおかげで楽しく書かせていただいております。
今後とも……可能なれば是非よろしくお願いします。