「王宮の孤児たち」web拍手お返事

「王宮の孤児たち」ただいま34話「髑髏馬《ノルディラーン》たち」が最新です。ぷらいべったーでお読みいただけます。アーカイブ版は30話までカクヨムpixivで公開中です。

リアルワールドでは、いよいよ年度末進行とトラブルと花粉症でボコボコにされている作者ではございますが、なぜか執筆はいまだに快調です。作品を読んで応援してくださる皆様のおかげです。

記事の続きには、web拍手からいただいたコメントにお返事書かせていただいております。

順番が前後しますが、ネタバレを避けて話数の小さい順にお返事します。3件いただいており、第31話、第32話、第34話へのコメントです。

「第31話 博士」へのコメント

02/11 00:07 博士、老獪だけどすっとぼけた味があって憎めない愉快な爺ですね。なんだかんだ言って、リューズにもスィグルにも、抜け道を使ってものを教えてくれるわけですし。相手が誰でも、礼を尽くして学ぼうとする人には教えを授ける気があるのは、自分の学問を愛しているからかなと思います。

コメントありがとうございます。

博士の場面は特に読者様の反応が気になったので、コメントありがたいです。

まさに、すっとぼけた老獪な爺ですよね。おじいさんキャラが好きな作者としては、書くのに力が入りました。「カルテット」はあまり高齢の人が出てこない作品なので、珍しいキャラクターでした。

博士は、この世界では割ともういいお年と思うのに、そんなに大量のお菓子を一気食いして大丈夫だったのかとか、リューズの時もスィグルの時も、後宮の怖いおばちゃんたちの言いつけに叛いて無事なのかとか、書きながらいろいろ心配でしたが、この博士は「教えて」って言われると教えちゃう性格の人なのでしょうね。語りたくてしょうがない感じの人です。教えてって言われなくても語っちゃうんですよね。(親近感あります)

史学の博士で、その道で王宮お抱えの学者になるほどなのに、娯楽用の時代劇みたいな位置付けの英雄譚《ダージ》や仮面劇が好きというのも、作者から見ると、幼心を失わない人なのだな……と思えるのですが、逆に、そんな博士の史学は大丈夫なんでしょうか?

ちゃんとした歴史の講義はせずに、時代劇の話ばっかりしてるんだったら、どうしましょうね。私が生徒なら、楽しくて好きですけど\(^o^)/

博士はたぶん、講義中は自分がしたい話ばかりして、ちゃんとした学問は課題を出して「自分で調べたまえ」とか平気で言うんだと思います。お菓子をあげても、そこは厳しくされそうです。

スィグルがこの先生に習う場面もこの先に予定していますので、人食いレイラスVS菓子食いジジイの回もまたいずれ。

「第32話 飴玉の恩」へのコメント

02/10 19:04 弟たち、可愛いですね。脳内で絵柄が萩尾望都です。「どんだけ汚ぇんだよ」で吹き出しました。

コメントありがとうございます。

絵柄が萩尾望都先生! それを聞いて、空想する頭の中がものすごくキラッキラになりました。その弟たちは相当に可愛いですね……!

ギリスの弟《ジョット》たちはなぜか皆、可愛いです。「新星の武器庫」に登場した三つ子の英雄たちも可愛げがありましたし、「王宮の孤児たち」に登場するこのエル・サリスファーもなんだか可愛いです。年齢からして、現代の現実世界なら、彼らは中学生ぐらいなんですもんね。

彼らから見てギリスは高校生の先輩で、しかも最近の戦闘で大活躍したらしい、というので「スッゲー!」「かっこいい!」という感じなのかなと思います。12,3歳なら、この世界の時代考証では、この弟《ジョット》たちは実戦経験もありません。

自分たちも英雄なんだけど、英雄に憧れる立場の子達です。

そんな子がギリス先輩についていって大丈夫なのか、気の毒な予感しかしません。

彼らのこともぜひ見守ってやってください。

「第34話 骸骨馬《ノルディラーン》たち」へのコメント

02/10 23:39 骸骨馬にときめく弟たち、ドラゴンの絵のついた筆箱や上靴袋を欲しがりそうですね。

コメントありがとうございます。

ドラゴンの絵のついた筆箱……! 私も子供の小学校で使う彫刻刀や書道セットの注文書が届いたとき、ドラゴンとか銀河がひろがっているデザインのを見て「これは!!」と思っていました。ああいうのですよね。

ギリスたちの派閥の旗印である骸骨馬《ノルディラーン》自体も、何かちょっと……「夜露死苦!」みたいな感じだなって思って、恥ずかしいので昔から登場させないようにしていたんですが、今回は観念して出しました。戦場で自分たちがいる場所を明らかにするためのデカいペナントみたいな旗もある設定です。

そんな旗持って戦ってたんやなって、ちょっと微妙ですが。紋章や旗印ってそういうものなので、仕方がないです。敵を威嚇するためや、味方を鼓舞するためにあるもので、骸骨馬《ノルディラーン》は英雄達が死を恐れないことをアピールするための意匠です。(という設定です)

今回のお話で、銀狐《エドロワ》閥というのも登場しましたが、彼らモフモフのしっぽがついてるんですよね。しっぽついてる……と思いながら微妙に微笑ましい気持ちで書いていました。

それって強そうなんでしょうか? 自分で書いてても良く分かりません。

もしかしたら、この世界のその銀狐《エドロワ》が死ぬほど強い生き物なのかもしれないです。(分かりません)もー、出会った瞬間に100%喉を食いちぎってくるぐらいの猛獣なんでしょうね。でもしっぽがモフモフです。

街に行ったら骸骨馬《ノルディラーン》や銀狐《エドロワ》のグッズが売ってて、筆箱や上靴袋もあるといいなと思いました。

楽しいコメントありがとうございました。小説1話分なみに長いお返事を書く作者ですみません。誰に求められなくても語る人です。今後も嫌がらずに皆様気軽にお話しくださいね。