「王宮の孤児たち」web拍手お返事

ただ今、「王宮の孤児たち」第38話 花簪《はなかんざし》まで公開中です。最新分はぷらいべったーでお読みいただけます。アーカイブ版はカクヨムpixivにあります。アーカイブの更新遅れているので近日中にやりたいです。

皆様が押してくださるweb拍手の集計画面があり、拍手数が棒グラフで表示されています。その棒グラフの画像を変えることができるので、カスタムして🍖の個数で拍手数が表示されるようにしてみました。皆様からの応援が🍖となって作者のところに届いています。

ビール🍺の画像にもできるので、🍖でお腹いっぱいになったら🍺に変えてみます。

よかったらお肉🍖をお気軽に送信してくださいね。

記事の続きはコメント3件分へのお返事です。お返事をお待たせしました。

「36話 弟《ジョット》の役割」にいただいたコメント

02/14 14:15 036読みました。キーラさん、ギリスに何も言わないと手ぶらで行くと思って「手土産は?」って訊いてくれたんですね。ギリス、良い侍女がついてて良かったですね。キーラさんは王宮内で特に評判の高い侍女ではないかもしれないけど、ギリスとは好相性ですね。

コメントありがとうございます。

お察しいただいた通り、キーラさんは気を利かせて手土産のことをギリスに聞いたのだと思います。キーラさんは王宮の侍女としては野心がなくあんまりヤル気のない人ですが、それでもさすがに気を利かせないとヤバい感じがギリスから漂ってくるんだろうと思います。今まで陰で面倒見ていたイェズラムがいなくなってしまい、ノーガードでギリスの個性が暴れ出す状態なので、キーラさんも何となく面倒見てしまっているのでしょう。

今後もそれとなくギリスの世話を焼いてもらいます。本作が終わるまでに、そんなの必要ないぐらいギリスが成長したらいいんですけどね💦

「37話 英雄の絵」にいただいたコメント

02/14 14:50 037読みました。侍女に刺されてから、まだ一日しか経っていなかったんですっけ!? 連載を追ってるうちに忘れてました。
数話前から、今日のギリスの予定がすごく忙しそうで、全部間に合うのかと、はらはらしていました。こういう世界では、お風呂に入るといっても、5分でシャワー、5分でドライヤーというわけにはいかず、お湯を用意したり、上がった後も身支度を整えたりと、大仕事のような気がしますし。お風呂と手土産の調達まではクリアですが、まだまだ盛りだくさんな一日ですね。
この国では、黒が喪服の色で、白が花嫁の色なのですね。文化によって、いろいろ違うと思いますが、そこは現代日本と同じなのですね。
初めて笑ったキーラを、薊ではなくなにか別の花にたとえるのかと思ったら 「咲いている時の薊」だったのには、ちょっと笑いました。
サリスファー、健気で可愛いです。

コメントありがとうございます。

そうなのです、まだ一日しかたっていないんです! 「18話 襲撃」の翌日なのです。書いている自分でも長いな……と思います。エル・ギリスが新星レイラスと出会ってからの長〜い一日を描いているつもりの話でしたが、それにしても長いです。

ギリスは殿下と出会ってから、夜も眠れず飯も食えない上に次々と仕事が増える状態で、「これが射手の生活か……」というのを味わっています。それまでの王宮での日々は割とのんびりしていたようなので、急に何かのスイッチが入ったような感じでしょうか。

タンジール王宮ではお風呂は、どこかにボイラーがあって配管の蛇口をひねるとお湯が出るという仕組みで、この第四大陸の世界の中では、とても恵まれた生活環境です。固定式のシャワーはどこかにはありそうですが、ギリスの個人房にはありません。質素なお風呂です。

でも、質素といっても、この世界ではお風呂があるだけ贅沢だと思うので、ギリスには文句言わないでほしいと作者は思います。トルレッキオ学院にはたぶんお風呂がありません。(考えないようにしています😰)持ち運び式のデカい盥みたいな浴槽に、薪で沸かした熱湯をバケツとかで手運びで浴槽に満たす仕様で、入浴はできると思います。

そのお風呂の支度自体が重労働で、火力も食うので、あまり頻繁にはお風呂に入らないはずです。学院編では正妃さまが旅からの到着後に入浴なさっていましたが、かなりの贅沢としてです。

タンジールでお湯を沸かしている熱源がなんなのか、考えると怖いんですが、もしかしたら人工太陽かもしれないです。この世界にはたぶん化石燃料はなさそうなので、石炭や石油じゃないと思うので。あるいはマグマ!? マグマ風呂!? 実は深く考えていません。実は温泉なのだというのも面白いかもしれないです。

そして衣装の色についてですが、白が婚姻の色というのは、私も書く時にちょっと悩んだのですが、現代の日本の感覚に合わせようかなと思って、白にしました。カルテットの世界は作品世界らしさのある設定もあるのですが、近年は意識的に1日が24時間だったり、1週間が7日だったり、クリスマスみたいな祝祭があったりという設定にしています。

理由は、そのほうが作者も読者様も計算しやすいからです。作品世界の造語がいっぱい出てきたり、名前が長くてわかりにくかったりがあるので、世界観の表現はそれに任せて、そこ以外の現実との擦り合わせにはコストをかけなくていいようにしてみました。

花嫁の色が白というのは、ギリスみたいなガサツな子が兄たちに「花嫁みたいだぞ」とからかわれるのは可愛いなという理由だったりです。いかがでしたでしょう?

「38話 女英雄とお菓子」にいただいたコメント

02/16 09:36 ギリスがダメダメすぎて笑っちゃいました。
色々読んでいるので混ざってるかもしれませんが、武器庫のころにはここまでダメダメじゃなくなっていた気がするので、射手になってから頑張ったんだなぁと感じました。

コメントありがとうございます。

ギリスの未熟さを楽しく見守っていいただけると嬉しいです😃

武器庫のころには、もうちょっと使えるお兄さんになっていました。作中で20歳になるので、「王宮の孤児たち」の3年後ぐらいです。ここからの3年、レイラス殿下もがんばりますが、その射手としてエル・ギリスも自分なりにかなり努力したのだろう、と思っていただければ。

でも個性的な性格だけは直っていませんでした。それは直らなくていいと思うので、ずっとこのままでいてもらいたい気がします。

皆様、コメントありがとうございました。長いお返事にお付き合いくださった皆様も、ありがとうございます。いつも読者様のご感想との対話を楽しませていただいています。

作者でありながら感想で言及していただいて「そういえば……」ということも多いので、自作品を深める機会になっています。自分で深めろって感じですが、そこはもう長年、読み手の皆様と交流しつつ書いてきた作品なので、そういう癖が抜けません。一人で書くより作品に広がりが出るのが、webで書く一番の楽しさです。

よかったらいつでも声をかけてやってくださいね。