「王宮の孤児たち」web拍手お返事

「王宮の孤児たち」第61話 旅立ち が只今の最新です。ぷらいべったーでお読みいただけます。

61話までが大きく一区切りなので、早くその終わりまで公開したいと思い、最後のほうを割とまとめて短期間にUPしました。さっそくお読みくださった皆様、ありがとうございました。拍手やいいね♡も、とてもありがたく拝見しています。

これから読むよーという方々はゆっくりお読みください。次のページの執筆にかかるのに、もうちょっとかかりそうなので、次回更新がすぐにはできなさそうです。

今、作者の頭の中で、62話〜をどうやって書こうかなあって、場面の演出やら文章を演算中です。脳が処理落ち……。従来その作業は頭の中でやる習慣なのですが、そろそろ紙に書いてやるほうが効率よさそうです。脳みそのスペックが足りません。

記事の続きはお待たせ中だったweb拍手コメントへのお返事です。3月7日にいただいたもので、「第53話 銀狐《エドロワ》の来襲」と「第56話 雀蜂《すずめばち》」へのご感想です。

03/07 20:41 053まで読みました。広間に来てから、ギリスがときどきすごくマトモめいていて、急に大人になったみたいです。周りに年下ばかり集まっているからでしょうか。

コメントありがとうございます。

宴席のギリスはしっかり頑張っていました。たぶんすごく気合を入れてこの席に臨んでいたんだと思います。「やるぞ!!」ぐらいの気分で血圧めっちゃ上がってそうです(笑)身支度の場面(第37話 英雄の絵)でも侍女のキーラに、今宵は普通の日じゃないというようなことを息巻いていました。普段の百倍ぐらいの熱量でこの場面に挑んでいます。

弟たちの前だから急にお兄さんらしくしているのも、きっとあるのでしょうね。魔法戦士の性として、弟の前ではずいぶん格好つけているのです。そうやって嫌が上にも大人になって、保護者らしく目上の者らしく振る舞うように形から入っていくのが、彼ら魔法戦士の文化ということで。

でもあんまりギリスらしくはないのですよね(笑) 気負いすぎかと、イケズな作者には見えます。勤務初日ですので、こんなものでしょうか。そのうち肩の力が抜けますね。

03/07 20:54 「砂牛はよだれを垂らすし屁をひる」で笑ってしまいました。

コメントありがとうございます。

砂牛という架空の生き物の設定がまた深まりました。オナラするんだ! と自分でも書きながらびっくりしました。どういう消化器官なのか、ドキドキハラハラします。何を食べてオナラしてるんでしょうか。適当に書いているので私にもわかりません(笑)

この作品の後のほうで、実際にそのヨダレを垂らしてオナラする動物が出てくるんですが、こんなキラキラした宮廷物語なのに、砂牛がオナラする場面を書くのかな😰ってちょっと焦ってもいました。オナラはやめましょうか。美形だらけのダロワージものなのに……。読者様に失礼かとビビります。

03/07 21:26 056まで読みました。部屋の準備、早っ! 何か事情があるのでしょうか。工人のおじさんは何ものなんでしょうか。『砂牛の糞に集ってくるやつの絵が描いてある』に、大笑いしました。

コメントありがとうございます。

お部屋はジェレフが魔法で出しました(笑) 種明かしは第57話であります。工人のおじさんの正体がわかるエピソードです。

「砂牛の糞に集ってくるやつ」がスィグルの弟、スフィル・リルナム殿下の紋章の黄金虫《こがねむし》です。この宮廷の王族の人たちは昆虫の紋章を持っています。

いるという設定でも、ちゃんと登場してくる名前のある人にしか設定してないのですが、スィグルの父リューズは殿下の時代には蝶の紋章の王子様でした。

それを子供時代に考えた私の元ネタはたぶん「はらぺこあおむし」だと思うんですが、いかがでしょうか。いっぱいエサを食べて蝶に変態する話で、王宮でお腹を減らしていたリューズが族長として即位する話と重なるかな〜と思っています。

その紋章の設定があって、ジェレフたちのようなリューズに心酔している英雄たちが吸っている麻薬《アスラ》の名前が「紫煙蝶《ダッカ・モルフェス》」なんです。蝶々の幻影に酔わされている人たちということで。

スィグルの紋章が蜂なのは、勇ましい性格と、その忠誠心の厚さをイメージしたものだと思います。働き蜂は自分の遺伝子を残すこともなく、女王蜂と幼虫たちのために生涯働くというイメージなので、スィグル・レイラスっぽいなという設定です。勇ましいんです、将来。

スィグルがもし族長になれたら、その臣民たちは蜂のように忠実によく働くことになるのでしょうかね? 「新星の武器庫」ではそのような表現もしてみました。まずは宮殿の官僚さんたちが、レイラス殿下の雀蜂《すずめばち》です。

私の子供時代の愛読書のひとつが「ファーブル昆虫記」だったので、三子の魂ってやつです。

62話以降の物語も頑張って楽しく書いていこうと思いますので、こんな感じでもお許しいただけるようなら、皆様ぜひ応援してやってくださいませ。