Web小説朗読動画であなたもユーチューバーになろう的な話

中学生になった長女が、「ラノベもYouTubeで画像つきで読み上げてくれたらいいのに」などと申し、何言うてんのやムスメ……と、あぜんとした椎堂オカン(四十路)ですが、ちかごろ文字系動画ってあるんやでというお話で、YouTubeの世界はひろい……。

小説ぐらい自分で読みーやと思うんですが。でも私も昔「ファイナルファンタジーやるの面倒くさい。決定ボタンを押す気力もない。誰かがプレイした動画のとこだけ見たい」などと思いました。お前はほんまにゲームが好きなのか?

しかし、同じこと思ってた人は世界に何百万人もいたようで、ゲーム実況動画は人気ですよね。自分でゲームしなよ! でもあれ見ると自分でもプレイしたくなるので、いいものなんだと思います。

それと同じことがweb小説(オンノベ)でも言えるのか?

おかーさん絵本よんでー、みたいなノリで、「作者さん読むのメンドイからオンノベ朗読してー」みたいなのあるの!?

イヤです! 自分で読んでください。自分の原稿を自分で音読する動画を晒すって、それは何の罰ゲームやねん。などと思うシャイな椎堂かおるですが、読者さんもそうんな素人の音読なんか聴きとうないってば。お互いしんどい。

なので朗読アプリに読んでもらいました。

カレーライス(リンク先、音が出ます)

原稿はカクヨムで読める私の作品「カレーライス」で、現代ドラマの掌編です。

カルテット序章(リンク先、音が出ます)

こちらは当サイトではおなじみの拙作「カルテット」の序章「遠雷」です。

案外、聞きやすいなというのが私個人の感想ですが、いかがでしょうか?

「棒読み」というiPhoneアプリ(無料)で作成したデータで、原稿のテキストデータをアプリにコピペして、ボタン一打で音声化しただけのものです。なんて便利な時代なのでしょう!

動画配信サイトで全編、聴くことができてもいいでしょうし、「続きはカクヨムで……」もまあ、アリかなとは思います。(全編のほうがいいとは思いますが)

「棒読み」ちゃんにも声の種類があって、女性、男性、ロボットなどがあるので、手間暇かければ簡易的なボイスドラマのようなものも一人で作成可能でしょう。どんな形でも物語が誰かに届けばいいのだという観点でいくと、ボイスドラマ版や、ヴィジュアルノベル版としてYouTubeやニコ動で配信するのも十分アリでしょうね?

オンノベの音声化を企画するWritoneというサービスのベータ版に参加してみていますが、人間の声優さんが朗読してくれるのは楽しくて素晴らしいこと。でも人力って、こなせる数に限界もあるし、有志の声優さんが選んで声あてる機会にたまたま自作が当たるかは分かりません。いつまでも待ち続けるっていうのも、なんだか切ないもんですしね? それはそれとして宝くじ買う気分で楽しく待てばいいと思いますが。

棒読みちゃんは誰の作品でも読んでくれます。

ラノベ系でワイワイ楽しいキャラものや、文学系でしっとり聞かせてくれる名文など、音声化向きのオンノベも多いと思いますので、普通に文字データとして読んでもらう以外にも、こういう作品展開も楽しいですね。皆様いかがでしょうか。

私はですね。やりたいけど、手間暇がしんどい。(あかんやん)
白川編の執筆が完了できたら考えたいです。