自作Web小説広報のためのイラスト発注計画についての覚書(3)

引き続き、「カルテット」作品広報用のイラスト発注についての作業経過の記録です。
その1その2を先にごらんください。

依頼を請けてくださる絵師さんにお渡しする資料制作ですが、今回はタスク一覧の赤字のところ、2〜5について作業します。

  1. 「ここにハマるイラスト」という指定スクリーンショット
  2. 欲しいキャラクターの指定
  3. 雰囲気、表情の方向性
  4. 外してはならない人物の外見的な特徴
  5. 世界観を中世ファンタジーに寄せるかSF要素が隠れていることを示唆するか、等のコンセプト

欲しいイラストの具体的なコンセプトと、その絵に描いてもらうべき登場人物の見た目などの設定資料の制作です。

今回、絵の受注についてのお申し出はTwitterでいただいたので、TwitterのDM機能で交渉を進めています。経過も見やすく記録されるし便利ですね。

そこでご相談して、今回お願いする絵は、「カルテット」の表紙用イラストレーションが1枚です。サイズは、私は作品を印刷することがないので、Web上で画像として表示するためのものとなります。仮にA5カラー用として作業見積もりを進めます。

まず(2)欲しいキャラクターの指定(3)雰囲気、表情の方向性、です。

どのキャラクターのどんな絵がいいのか、Twitterでひとり脳会議(ダダ漏れ)です。

作者さんて、自分の作品の表紙イラストはこういうのがいいっていう明確なヴィジョンがある人が多いのかもしれないですが、私そういうの本当に苦手です。分からないんです、どういう絵がいいのか。

私にとっては「カルテット」学院編のイメージって、昔サイトでもカバー絵にしてたんですが、高い峰に落ちる暗雲からの雷の絵です。序章「遠雷」をそのまんま絵にしたようなのですね。自分としては、あの序章が字で描いたカバーイラストみたいなものなんですけども、拙作を宣伝するという観点からいくと、たぶんその絵じゃないです。というところまでは分かる。(それ以上が分からない)

私ずっと自作のプロデュースをしてくれる人が隣にいたような人間で、自分ではやらないし、その才能がないんですよ。もっと上手な人がいくらでもいるレベル。

これはもう読者様に聞くしか無い。お客様は神様ですからね! ご託宣です!!
というわけで、Twitterでだけですが簡単にアンケートを取らせてもらいました。

ご回答くださった方々、ありがとうございました。助かる!!

そして結果は「それ以外」が7割でダントツ……orz
ですがこの「それ以外」はどうも、主人公四人の絵という意味合いです。タイトルも「カルテット」ですしね。四人組の主人公の物語なのですよね。そうだそうだ……。

それが表紙の絵としてどうなのか、私はド素人なので分かりませんから、実際に担当していただく方と相談して、絵として良いものになるように決めていこうと思います。広報用の絵って、作品の意味合いも大事ですが、パッと目を引く魅力も大事ですよね。たぶんそういうの、あるね……?(わかってない人)

要望を出すだけ出して、あとはプロにお任せだ!!

そして(3)雰囲気、表情の方向性、についてですが、自分の中では二択です。

  1. 明るく楽しい
  2. 暗く切ない

これめっちゃムズい(ノД`) 作品の内容を読めば、たぶん「カルテット」は明るく楽しい絵が、暗く切なく見えるタイプの物語なんです。いくら仲良くしたところで、四人は現実には敵同士の種族なんですからね? 喧嘩するのも可哀想やし、仲良くしてても、仲が良ければ良いほどしんどいですよ。そういう気の毒〜な物語なんですが、誰やこんなん書いたの。俺や! みたいなのですが。

でも全体として見て、四人の中でメインとなる主人公シュレーにとっても、他の三人にとっても、学院編で描く学生生活が、和やかで楽しかったことが、その後の人生の支えだったというお話です。楽しかったことに軸があるので、「過ぎ去りし日のキミの面影」を描いていただくのがいいのかなと思います。

つまり、切なくも楽しげな絵ですね。
なんやそれ!? 大丈夫!? 意味をなしてる!?

もっと具体的な、どういう場面だとかは、必要であれば今後、担当の方とご相談して決めていこうと思います。

そして(4)外してはならない人物の外見的な特徴、について。これは設定資料です。

先程、仮決定した「四人の主人公の絵」の発注なので、四人分のキャラクター設定が必要です。どういった形式でデータをお送りしたらよいものでしょうか?

テキストデータでいいと思いますが、何か具体的な参考資料の絵や写真があれば添付できるほうが、誤解がなくて便利です。一目瞭然てこともありますからね。

ネットを介してやりとりできる、資料渡しのツールってなんだろうと思いますが、Webページにするのも手です。必要に応じて、いつでもどこからでも閲覧できるし、いいですね。設定資料を作るためのオンライン・ツールがあればラクなんですが、なさそうだな。いちおうググります……?

WorldType
WorldTypeは、物語を創作する人のための、支援ツールです。
物語の舞台となる世界設定と人物設定を簡単に管理することができます。

わああ、あるやんかー!?

こういうツールを活用させてもらえば、手軽に作品の世界観やキャラクターをまとめた公開資料が作れそうですね。キャラの外見とか、作者でもときどき忘れますからね!? 人間てなんでも忘れるんです。特に中高年の私……。

この資料だけで伝達が済むかはわかりませんが、これを下書きとして資料出しに使って、それをもとにお渡し用の書類を作る二段階を踏んでも、作業がしやすいかもしれないなと思います。下書きのほうは作品ページからリンクして、サブコンテンツとして、設定にまで興味がある読者さんにお楽しみいただくこともできますしね。作っておいて特に損もないです。

必要な下準備が整った気がしますので、明日にでも作成の実作業をして、週明けには資料をお渡しし、具体的なご相談に入れるようにしたいです。

私のオンノベは生活の合間の趣味なので、原稿書くのも「ちょっと暇があるとき」にスマホで書いたり、切れ切れの作業しかしていません。週末の家族がお休みの日にはオカンモードON!! てなって、日中の子供や夫が起きてる時間には、オンノベの作業はしません。Twitterぐらいは気晴らしに見るんですけども。

なので、詰めて作業すれば一日でできることも、何日かお待たせする感じになりまして、申し訳ないのですが、それは誰しもそうかもしれません。

それでもできるって、有り難いことですね。作品を書いて公開して、読んでいただいたり、絵の発注までしたりが、無理のない範囲でできてしまうというのは、インターネットのすごいところです。特に選ばれし者でなくても、ヤル気とスマホなどの機材があれば誰にでも機会のあることですね。

できない無理はしない。できる無理なら少々がんばる、というのが、オンノベ20年やってきた私の学んだコツな気がします。

そして、オマケですが、ついでに検索で釣り上げた夢女子御用達ツールのまとめ。
創作クラスタにおすすめのスマホアプリ

横道だけど、先々のコンテンツの展開として面白そうです。闇が……闇が深い♪