いつも「王宮の孤児たち」をお読みくださり、ありがとうございます。子供達の春休みが終わったら終わったで、新年度にブン回されている作者です。
でも連載は不定期ながら途切れなく続けられているので、読んで応援してくださる皆様のお陰です。お忙しい中お読みいただいたり、拍手&いいねやコメントを送ってくださり、ありがとうございます。
ただいま、最新は「第76話 知識の晶洞(しょうどう)」です。ぷらいべったーでお読みいただけます。レイラス殿下が魔法戦士たちと王宮をウロウロしています。スィグルも一人ぼっちじゃなくなって良かったです。
続きはコメントへのお返事となっております。「第75話 迷宮」「第76話 知識の晶洞(しょうどう)」へのご感想です。
「第75話 迷宮」へのご感想
04/14 14:17 殿下かわいい(笑)学園でギャースカやってた時の殿下が顔を出したような感じでした。
コメントありがとうございます。
殿下もやっと自分と同世代の子たちとワイワイ楽しく過ごせるようになりました。ギリスはちょっと年上だし、変わった子なので、これが普通の英雄たち(少年版)か……という子達が出てきてくれましたね。
トルレッキオで一緒にいた友達は異国の王族で、タンジールで今一緒にいるのは自分の家臣ではありますが、仲間とつるんでいるときの雰囲気はトルレッキオ時代を彷彿とします。
お陰でスィグルもちょっと自分らしい性格が出てきたような?
今後は彼らともっと打ち解けていってもらいたいです。
04/15 08:27 袖を探してくるくる回るちびスィグル、可愛いです♡
以前から、お話の中で貴人が侍女等に着替えを手伝ってもらうのを、不自由そうだなあと思っていました。貴人の衣装は、侍女が着せること前提で、ひとりで着脱できることは考慮しない構造になっているのだろうとは思いましたが、いちいち面倒だろうなと。着せてもらう側の感覚がピンと来なかったのですが、幼い頃から自分で脱ぎ着をするのは不作法だと躾けられているという、着せてもらう側の事情をこうして詳しく書いてあれば、なるほどと思えました。
コメントありがとうございます。
小さい子って自分で服を着るとき、まだ慣れないと袖の入り口が見つけられなくて、くるくる回ったりしますよね。殿下もその時までは自分でお召し替えなさらない箱入り王子だったので、幼児みたいなものかなと思って書きました。
タンジール王宮の貴人や王族が自分で着替えをしないのは、着替えさせる専門の使用人(侍女)がいるから、その仕事を奪うのはよくないというのと、そういった使用人を雇っておける財力を示す目的もありそうです。上流階級では、富裕を誇示する文化のある部族です。
そんな感じなので衣服も多少は、他人の手を借りないと着脱できない仕様になっているのかもしれませんが。なんと……詳しく設定していません! ご想像にお任せします。そういったことに全く疎い作者ですので、下手に自分で決めず、詳しくは読者様にお任せすることにしています。すみません。
でも、このあたりのエピソードの流れからいくと、英雄たちが着ている長衣《ジュラバ》という衣服は自分で脱ぎ着できるみたいです。彼らは子供の頃には大部屋生活で身の回りのことも自分でやるので、自立できない仕様の衣服だと困りますよね。でも、鎧などの武装は着るのを手伝う人が必要かもしれません。
「第76話 知識の晶洞(しょうどう)」へのご感想
04/17 16:46 『男として』とか『皇子なら』とか考えてみたり、自分の価値をティアラや衣服に求めてみたり、思春期真っ只中だなぁとしみじみしました。でもシュレーみたいに拗らせず、殿下は真っ直ぐ成長してますね。月と星の船の夢を一緒に見られる同盟の子達と、『新星』と信じてくれるギリスに出会えて良かったと、泣けてきました。
感想を書くために、と読み直した武器庫、面白すぎて止まりません。
コメントありがとうございます。
スィグルも自分なりにいろいろメンツを気にしたり、意地をはったりしてるんですね。
でも殿下に「男として」って言われると、そんな意地をはるほど君はまだ全然男らしくないのだがって作者はちょっともやっとするんですが、殿下ももう14歳なので……そういうの気になるんですかね? 殿下がそう思っているという事実が書きながら微妙にコミカルでした。
シュレーって何か拗らせていますか!? とびっくりしながらコメントを読んでいたのですが、そういえば猊下も中二病まっただなかでした。世を滅ぼす呪いの子で、天使ブラン・アムリネスの生まれ変わりなのでΣ(゚д゚lll) その上、時々自分の中の天使が暴れ出しそうになります!
そんな友達と比べると、殿下はあまり世を拗ねずまっすぐな性格なのかもしれません。ここまでの経過を考えると、もっと絶望してたり歪んでいてもいいのかもしれないのに、けっこう前向きに頑張っています。鋼のメンタルですね。
ギリスも彼の境遇にしては、全く卑屈さのない子なので、どんだけ丈夫な精神なんだと思いますが、象が踏んでも心が壊れないタッグとして二人で協力して族長位継承をめざし頑張っていってもらいたいです。
その場合、二人の心を踏んでいる象って私(作者)ですよね。今後もがっつんがっつん踏みますので、読者様はぜひ気の毒な主人公たちを応援してやってください。
「新星の武器庫」もお読みくださり、ありがとうございます。脱稿してかなりの年数が経っているため、私にも既に他人の作品のようで、読むとすごく面白いです😅 自画自賛が過ぎるだろうと思いますが、あれは我ながらよく書けました。読者様にも気に入っていただけて嬉しいです。
「王宮の孤児たち」は、予定では、「新星の武器庫」に行く前の、スィグルが王都タンジールを離れて、自分の領地であるグラナダ市の直接統治に向かうエピソードがエンディングの予定です。グラナダ宮殿に到着するところまで書こうかなと思っています。
実際の執筆をしてみた塩梅もあるので、書きながら調整するかと思います。書き終えてみないと何とも言えないですが、でも私ももう一度、グラナダ宮殿の場面を書きたいので、できればそこまで繋げたいと思っています。
でも、ずら〜っと一連のお話として書くのではなく、その期間の出来事にあたる物語をあとで増設もできる構成で書いていこうかなと計画しているので、「王宮の孤児たち」でスィグルが17歳になるまでの全部の日々を書くつもりではありません。めぼしいところだけつまみ食いです。
書きたいところだけ書く作者なので……。
読者様が気になる部分のお話がありましたら、「ここからここまでの間はどないなっとんねん」と作者をつっついてください。書ける限り順番に書いていくと思います。
求められたところだけ語る吟遊詩人スタイルです。すみません……。皆様、今後ともよろしくお願いします。