teardrop.ccドメイン更新と、オンノベ作品の自衛について思うこと

teardrop.ccのドメイン更新をしてきました。
ムームードメインさんでお世話になっています。

teardrop.ccは、このブログを運営しているドメインです。
当初、本館を、管理が少々面倒なteardrop.to(トンガドメイン)から、.ccに移そうかなと思って取得したんですが、やっぱり昔のままのドメインのほうが、ブクマや古いリンクから思い出して跳んできてくれる読者様に再会できそうだなと思って、結局は引っ越さなかったです。

揺れ動く個人サイト管理人ゴコロ。

オンノベの個人サイト自体がもう必要ないのかというご時世ですが、先日Twitterで、小説投稿サイトで規約違反にあたるとして、作品データを強制削除されたけど、本当に違反なのか納得がいかないというお話を目にしまして、そういう事案てあるなあと。

Web発のボイスドラマのシェアード・ワールド作品で、公式にあたるアカウントが「二次創作歓迎」と公言しており、ネットのファンクラブ機能に無料登録したら、公式な二次創作権をさしあげますよという状況で、その削除対象になった作品の作者さんも、このファンクラブメンバーで、公式な制作権を持ってた状態だったようです。

著作権的には問題なかったんだなと、傍目に見る分には見えましたが、投稿サイトには投稿サイトの方針があるので、何らかの理由で「もう置いておけない」と判断した作品を削除するのは、突き詰めると、投稿サイト管理側の自由だなと思います。

つまり、誰の作品であっても、いつ何時、予告なく削除されて消えるとも知れないと思っておいていいわけで、私の作品もそうです。投稿サイトに限らず、レンタルサーバー上にあるこのブログや本館サイトもそうですね。どこもかしこも居候してるだけの仮の家みたいなもんです。

そういう状況で、自作品の公開場所を長く確保し続けようとしたら、何箇所にも重複して公開しておくのも手です。投稿サイトAとBとCに。そうしておけば、Aでの掲載が無理になっても、BやCでは大丈夫かもしれませんし、レンタルサーバーを課金を支払って借りて、独自ドメイン運営しておけば、私の場合ですと、teardrop.toにアクセスしてもらえば、読者様は私のネット上の活動の情報発信基地である、TEAR DROP.という個人サイトに必ず行くことができます。万が一、レン鯖で垢BANされても、独自ドメイン運営であれば、別のサーバーにお引越ししても、URLが変わらないので、読者様はいつもどおりのブックマークから引越し先のほうに自動的に跳べるんです。

便利でしょ……。

大昔のオンノベ作家は、そういう方法で自分の活動をずっと見てもらえるように工夫してました。その工夫が活きないほうが無難ですけどね。私はサーバーを追い出されたことは過去に一度もありませんでした。でも、二次創作や、BLなど大人向けのコンテンツを運営する人には、ちょいちょいあったみたいですね。

私いまは「三都幻妖夜話」で大人向けのもん書いてますのでね。いつ消えても「ええっ何故!?」っていうよりは、「ああそうなのね。なるほどな」みたいな感じですね。特に無料で場をお借りして作品運営するような場所、小説投稿サイトではそうです。削除しましたっていうことになっても「そうでしたか、長いことお世話になりました」って言って、すみやかに去るしかないですね。

誰しもそうです。ちょい前には、広告主の規約に抵触するからということみたいですが、作中にキスシーンがあるという理由で、投稿サイトで強制削除になった作品がありました。

キスシーン? ありますよね……。中高生向けではないもんなんですか?
そう言えば無いな? 「カルテット」にはないですね。肝臓食うたりはするのにな?

そういうもんなんや、チューしないように書けって言われたら「なるほどな、そうなんですね?」としか言いようがないです。「嫌なら出て行け」ですからね。

他にも日々いろんな理由で作品が消される出来事は起きてるのかもしれません。

皆さん、そういう環境で、規約に抵触しないように制限して作品を書いてるんですね?

まあそれもありです。商業作品の制作では普通のことです。特に書籍化をめざすような小説投稿サイトにおいては、それくらいで文句言うたらあかん要項でしょう。仕事で書くものには、ひとりの作者が自分の好みや主観だけで好き勝手に書く自由なんてないです。チューあかんて言われたら、チューさせへんように書くのや、ということですね。

昔の映画でね、その当時、男女の接吻の場面を描いたらあかんということで、キスシーンが雨の中で、相合い傘のカップルが「さあキスするぞ」という場面にいたり、唇が触れそう、というところで、うっとりして傘を取り落とす。その傘が抱き合う二人と撮影カメラの間に落ち、撮影を遮るので、キスシーンは映らない。傘が映ってるだけというのがあって、それは公開されたのだから、「キスシーン禁止」規約を突破できたということだったのかなと思います。

だからまあ、どう描くかですね。書き手としては苦笑もんですけど。

近年、投稿サイトさんの機能もとても便利になり、そこで直に原稿を書いていて、手元には原稿のデータがない。投稿サイトのマイページにしか自作がなくて、それがこの世で唯一の決定稿だという人が、そこそこいるみたいです。

危ねえ! そんな状態、物書きなら不安でたまらず正気ではいられないぐらいだ。

投稿サイトは他人の家です。他人のパソコンで書いて、そこにしか原稿がないなんてのは危ないです。自分のパソコンやスマホがあったら、そこで書いて、それからコピペして投稿サイトにUPしたほうがいいです。手間がかかりますけど、それで二箇所にバックアップがとれるし、万が一、垢BANされても、手元のデータを別の投稿サイトやブログなどにUPしなおせば、即時復旧が可能です。

そんな話は、オンノベ作家の常識で、言うまでもないみたいな時代が昔はあったので、私には「垢BANされて作品が完全消失する」という出来事に、他人事ながら、頭真っ白になるんですが。そんなことある!? あるんですね。

皆さんもっと自衛しましょう。原稿を守りましょう。
私は原稿のバックアップにはクラウドサービスのDropboxを利用しています。
複数の小説投稿サイトに作品を公開するか、書きかけなら、とりあえず下書きの状態でUPするのでもいいかもしれません。いろんなオンノベ投稿サイトさんが増えて、楽しい状況ですし、ちょっと見学がてらアカウント取ってみるのもいいですよね。

それか個人サイトを作るって手もありますよ!
個人サイトって手がある! 個人サイト作りませんか!
私の趣味ですが、ただの。効率いいとは言えませんし、手間ひまかけて作ったからって、読者数も全く増えませんが! どこがいいのか謎ですが。

でもまあ、「自由に書ける私の城」みたいな感があるのが、オンノベ個人サイトのいいところですよね。投稿サイトは出城です。活動拠点を持つのもいいものですよ。

サイト作ったら、教えてください。相互リンク募集中です(笑)

2件のコメント

  1. エロシーン禁止ですべて踊ることに置き換えた某国を思い出しました。

    1. コメントありがとうございます。
      オンノベもいざとなったら踊るシーンに置き換えましょうね。
      それはそれで凄みあるかもしれません。

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