「王宮の孤児たち」web拍手お返事

いつも「王宮の孤児たち」をお読みくださる皆様、ありがとうございます。

ゴールデンウィークも明けましたが、相変わらずリアル生活がドタバタしておりまして、ちっとも更新していません。お待たせしていましたら、すみません。

ただいまの最新は「第80話 仮面」です。ぷらいべったーでお読みいただけます。

カクヨム版は「第78話 脱出行《エクソダス》」まで公開中です。

5月2日にいただいていた拍手コメントへのお返事をお待たせしていました。「第78話 脱出行《エクソダス》」あたりにいただいたご感想で、2件あります。ありがとうございました!

記事の続きでお返事しています。

「第78話 脱出行《エクソダス》」へのコメント

05/02 21:33 キノコを食べる話が、うっすら可笑しくて好きです。「光ってるやつだぞ!?」というところとか。ラリン君も、浮世離れして、世俗の欲とは縁遠いのかと思ったら、意外と食には興味ありげだったりして、ひょうひょうといい味出してて面白いです。

コメントありがとうございます。

図書館のすみっこに生える光るキノコ……気になります。そんなもの食べて大丈夫なものなのかと思い、軽くググったところ、現実の光るキノコにも無毒のものはあるみたいですが、美味しくはないようです。この異世界の光るキノコは美味しいんでしょうか。ラリン君は美味しくいただいているみたいです。

ラリン君は王宮の捨て子だったという設定で、たぶん学房があるエリアのそこらへん、もしかすると彼が住んでる知識の晶洞の入り口があった、あの荷物部屋に捨てられていたのかなと思っているのですが、そこで働いていた学徒さん達が拾って、そのまま適当に育ててきた子だという想定で書いています。

そんな簡単に子供を育てられるわけない……という気もしますが、たぶん相当に育てやすい子だったんでしょうね。ものすごく手がかかる子がいる一方で、ミルクあげて時々オムツ替えてあげればOKっていうような超イージーモードのお子さんも時にはいるので、ラリン君は後者のほうで、ほったらかしで育てられていたと思います。

そこでそのまま学徒のおっちゃん達の手伝いをするうちに、あんな感じになっちゃったんでしょうね。死なない程度に面倒みてもらったけど、誰か保護者がいたわけじゃなさそうです。

この世界(第四大陸)の人たちの意識のレベルってその程度なんですよ……。作者の想定ではそうなっております(汗)たぶんこの王宮って割とひどいところなんですよね。しんみりとします。

ギリスは約束通り、何か美味いものを持ってくるんでしょうか? ラリン君の再登場も楽しみにしてあげてください。

05/02 21:33 黒エルフが光を浴びて大人になるという設定が、とても好きです。

コメントありがとうございます。

太陽光を浴びるとホルモンバランスが変わる体質の種族という設定です。作者の中では、黒エルフたちはタンジールの地下に棲んでる昆虫みたいなイメージもあるので、光を浴びて変態するというほうが近い感じです。

成体になるときの変化は一回きりなので、こちらの人間界の七五三や成人式のような感じで人生に一度だけ起きることなんですが、もともと地上に住んでいる子たちは赤ん坊の時に変化が起きてるので、元服時は形式だけになりそうです。

タンジール生まれで、それまで一回も地上に出たことがない子だけが、急に日焼けして肌色が変わるということなので、レイラス殿下やエル・ギリスも、幼少時と元服後では肌の色がちがうということになります。

日焼けといっても茶色くなるわけじゃなく、子供の頃には透明感あったのが象牙色っぽく変わるという感じで、結局は真っ白けの肌色の種族なんですが、彼らの中では「子供っぽいな」「大人になったな」とかいう区別があるんだと思います。誤差の範囲ですね(笑)

そんなみみっちい設定がストーリーと全く関係ないところに、いっぱいあるのがこの作品です。作者はむしろそこが好きで書いておりますので、気に入っていただけると嬉しいです。