小説投稿サイトの表紙画像、挿絵画像の仕様一覧

2018年11月1日時点でチェックした仕様です。
画像表示ができるサイトには◯、その機能がないところには✕がついています。
サイト名が緑太字のところは、イラスト環境が整っていると思える投稿サイトです。
※薄いグレーで書いているところ」は筆者の個人的な感想です。
全体的に極めて個人主観での感想ですので、ご参考程度にどうぞ。

書影&挿絵機能のあるサイトについてのみ、画像サイズのサンプルを作りました。

Web小説一般

  • 小説家になろう http://syosetu.com
    ✕書影
    ◯挿絵:画像投稿サイト「みてみん」に投稿した画像を引用表示する。JPEG,PNG,GIF。最大アップロード容量:3MBまで
    ※画像引用に承認がいらないので無断使用されても気づけないのでは……
  • カクヨム(角川) http://kakuyomu.jp
    ✕書影
    ✕挿絵
  • エブリスタ http://estar.jp
    ◯書影:540×768ピクセル
    ◯挿絵:特にサイズor容量制限の表記なし。630 × 908PNGは問題なく表示
    ※挿絵を1ページとして扱ったり、直前ページと同ページ表示したり安定しない感
  • アルファポリス https://www.alphapolis.co.jp/novel
    ◯書影:500KBまで。推奨サイズは 縦:711px 横:500px
    ◯挿絵:JPG/GIF/PNG 8MBまで(1話あたり50枚、1作品あたり200枚まで)
    ※挿絵周りの仕様はとてもいいが、ちょっと広告がうるさい
  • pixiv小説 https://www.pixiv.net/novel/
    ◯書影:規定不明。デフォルト書影は80 × 100JPG。
    ◯挿絵:Pixivで公開した画像を引用表示(他アカウント画像の際は承認が必要)
    pixivの画像投稿は1枚32MBまで。JPG/GIF/PNG。全200枚まで
    ※小説本文のツール仕様に独特の癖が……。イメージレスポンス機能やチャットノベル機能が面白くコンテンツの展開や、他作家さんとのコラボもできそう?
  • ノベルデイズ(講談社) https://novel.daysneo.com
    ◯書影:500kまでのPNG、JPEG。デフォルト書影は60 × 60のJPG。正方形。
    △挿絵:一般小説ではNGだが、チャットノベルでは画像投稿ができる。大・中・小サイズから選択。大:横640、中:横480 、小:320。5MBまで。スマホでは自動的に「小」にリサイズされます。縦横比は保持。
    チャットノベル、登場人物設定に表示する顔画像は200✕200
  • マグネット https://www.magnet-novels.com
    ◯書影:制限不明。公式素材の書影サイズは525 × 740PNG
    ◯挿絵:制限不明。630 × 908サイズPNGは問題なく表示されました。
    ※とてもいい。

ボーイズラブ専門

  • fujossy(R18) https://fujossy.jp
    ◯書影:500×700pxのJPEG, GIF, PNG推奨。作品リストでは縦210pxに縮小されたものが表示されるようです。デフォルト書影は150 × 210のPNG
    ✕挿絵:(文中ではNGだが、イラストコーナーの機能あり)

電子書籍

  • パブー http://p.booklog.jp
    ◯書影:縦:1024px、横:724pxのgif、jpeg、png(文字入れツールあり)
    ◯挿絵:1ページ全体に画像表示は縦:1024px、横:724px
    ページにタイトルを入れる場合は、縦:968px、横:724px

個人的な結論ですが……

「Web小説を表紙イラスト&挿絵イラストつきで運営したい」という目的にかなっていて、小説自体の読みやすさや機能充実も兼ね備えていると思える小説投稿サイトさんは、エブリスタアルファポリスマグネットです。

中でもトップページなどで書影画像が見やすく活かされていると感じるのは、マグネットさんです。

次点はアルファポリスさん、エブリスタさんですが、こちらのほうがマグネットさんよりも、Web小説投稿サイトさんとしては老舗で大手さんだと感じるので、そちらを重視するのも一案かと。でも、ランキング上位作以外への動線が細く、トップページも広告や企画バナーが満載されているため、書影があってもなくても大して目立ちはしません。イラストの効果は薄そうです。

R18系の挿絵がつく作品の場合は、エブリスタアルファポリスが公開場所として望ましいと思います。年齢制限機能があります。BL作品に関しては、両サイトともに専門ジャンルが設けられています。

小説家になろうさんは、イラスト環境はそこそこですが、読者数が多いので、Web小説の活動拠点としては魅力的と思います。が、イラストの引用表示に承認がいらない点がどうしても気になるので、絵師さんの著作権を預かっている大事な絵を飾るところではない……と思います。自分が描いた絵や写真なら捨て身でUPしてもいいかなーと個人的には思います。(規約的には無断で挿絵使用してはいけないことになっています)

Pixiv小説は、画像投稿サイトさんが母体なので、絵の環境としては申し分ないものの、Web小説を運営する機能のほうが、小説専門のサイトさんに比べると、どうしても少し不足に思えます。ですが、画像は絵師さんのアカウントで展示してもらって、それを引用表示できたりという便利さがあります。イメージレスポンス機能も面白いですね。

パブーさんはWeb小説のネットワークとはまた別の電子書籍のカテゴリに入ると思います。本っぽい仕上がりになるので、表紙や挿絵が活きると思います。二次拠点のような感じで利用したいWebサービスです。(年齢認証機能もあります)