「王宮の孤児たち」web拍手お返事

2月末から少々忙しくなり、活動低調になっていました。その間にも作品をお読みくださった方々や、応援やコメントを送ってくださった皆様、ありがとうございました。大変励みになっております!

ただいま「王宮の孤児たち」最新話は「第51話 新しい鍵」です。ぷらいべったーでお読みいただけます。ファイルも新しくなり(6)となりました。長いです……

今回はちょっとお返事をお待たせしてしまっていたコメントへの返信を書かせていただきます。2月25日にいただいたコメントです。この頃には「第47話 約束」が最新のページでした。殿下が晩餐でサリスファーたちと話している場面です。

記事の続きでお返事しております。お名前つきで送っていただいたコメントも念のためお名前伏せてお返事しています。ネタバレ防止のためお返事は話数が若い順となっております。

「第43話 栄光あれ」へのコメント

02/25 19:23  (前略)地下都市の王宮にある、夜を味わうための鳥かごの形をした地下庭園とは、ロマンのかたまりです! そこに夜光鳥、夜光植物、夜に咲く花の香り、鬱蒼と茂る植物、人工の泉、光る魚……ときたら、もう、ロマンの大盤振る舞いすぎて致死量超えそうです! 
アイアラン君は、言動の雰囲気が少しスィグルと似てますね。果たして相性が良いのか悪いのか、ご対面が楽しみです。

コメントありがとうございます。

夜っぽいお庭にしてみました。Twitterで呟いていたことを作品に投入した形です。

もともとは、ずっと前に書いていた「庭園の小鳥たち」という番外編の舞台装置を使いたくて、それを回収する形で「王宮の孤児たち」の撮影セット(?)として再利用する予定だったのですが、全く同じものを書くのもつまらないので、何かいいアイデアないかな〜と考えていたところ、うまい具合に夜の庭園の案が出たので、そちらを採用してみました。

気に入っていただけましたでしょうか😊

「庭園の小鳥たち」はBL作品として書いたので、そのまま関連作品としてはお読みいただけない読者様もいらっしゃいますし、タンジールの設定解説としては、こちらが本筋となります。地下の人工庭園がいくつかある設定になっています。詳しくは未定ですが。

拙作に登場する黒エルフさんたちは、もはや勝手な独自設定が多すぎて種族名変えたほうがいいんじゃないかと何年も悩むぐらいなのですが、通常の視力の他に暗視の能力があることになっていて暗いところでも物が見えています。でも色彩までは詳しくは見えないようです。

ずーっと地下にいても平気みたいですが、ずーっと明るいとしんどいようで、暗いところに行くと「気が休まる……」っていうのがあるような設定です。

日光に当たるとたちまち日焼けします。人間の皮膚の日焼けとは違い、一度変色すると元に戻らないので、変態するに近いものですが、そのあとずーっと日を浴びないと白くはなるみたいです。でも、作中で「肌の幼形」と表現している皮膚色とはちょっと違うみたいです。

アイアランは夜の庭園にいて肌色も真っ白だし、この種族の人の感じ方としては、幼い印象の人物です。一人称も「僕」だし、ちょっとワガママだったり、学院編の頃のスィグルと似ていますよね。作者も書きながら、似てるな〜と思い、スフィルと合わせて絵的には三つ子っぽいなと思っていました。彼がスィグル・レイラスと似ているのは物語的には重要な要素でもあるので、ぜひぜひ「似てるんだな」と思ってお読みください。アイアランの場合は、他人の空似なのですけどね。

02/25 23:21 まだ夜の庭園への萌えを反芻しています。私に絵が描けたら、ぜったいこのシーンをファンアートに描くのに! 誰か描いてくれないでしょうか。

コメントありがとうございます。夜7時から11時まで反芻していただけるなんて! 夜のお庭の場面を書いた甲斐がありました。嬉しいです。ありがとうございました!!

私もあいにく絵は描けないので、皆さまの空想の中で、真っ暗な素敵なお庭を思い描いていただければと思います。

お絵描きAIのDream画伯には、執筆の前のイメージワークとして何枚か描いていただきましたよ。

こういうイメージワークもちょこちょこやりつつ、Twitterでぶつぶつ言いながら執筆しています。

「第45話 星を拾う」へのコメント

02/25 19:32 ギリスの足の話、凄惨な状況のはずなのに、ギリスの語りだと、何かおかしみがありますね。スィグルの冗談もたちが悪くてよかったです。スィグル、この、素直で可愛げがある中にもちょっとタチの悪いところのある性格って、現代日本にいても、絶対、モテますね。もし顔がすごく良くはなくても、性格でモテます。間違いないです。

コメントありがとうございます。

ギリスの足の話、「それは本当にお前の足なのか?」「え……そうだと思うよ?」というやつですね。そう聞かれると自信がないっていうのが、作者としてはギリスっぽい感じでした。

こういう深刻な会話の中でも人が悪い冗談を言うのもスィグルっぽいかなと思って書いていました。

殿下って美少年だからいいけど(いいのか……?)、こんな性格だと現実にいてもモテないだろうなと、作者は長年思っていたんですが、性格でモテます!? コメントを読んで驚いて立ち上がるぐらいでした。挙動が怪しくなるレベルの驚きです。

スィグルについては長年ほんとに「この子はタチの悪い冗談を言うのが玉に瑕だよな〜」と反省してきたんです。でもそれも彼の個性だし、欠点だけど魅力でもあるかなと思って、直さずに書いてきてるんですが、モテてた!? 一部の方に……?

ありのままの殿下でいいですか!?

スィグルが変な冗談を言うのは、たぶんお父さんに似てるという表現なんですが、父リューズはあまり人前では言わないので、そこが似てるという印象は周囲にはあまり無いかもしれません。でもリューズも作者の中では鬼畜ジョークを言うキャラクターなのですが……いずれそういう一面も書かないと。カルテットのあれもこれも書かないと……! となって、無限に長編化していきます😰 どこまで続くんでしょうね……。

とにかく、ひとまずは殿下がモテていてよかったです。殿下から美少年をとったら何も残らないのではと心配していました。よかったなスィグル。

「第47話 約束」へのコメント

02/25 13:01 サリスファーどころか、6人まとめてころっとやられましたね(笑)次はアイアラン登場でしょうか。楽しみです。

他の殿下たちが魔法戦士たちとどう付き合っているのか気になってきました。

コメントありがとうございます。

サリスファー君とその一味、合計6名と、スィグル・レイラス殿下の初対面の場面でした。

サリスファー君がいい子でよかったです。年齢も同じなので、現実世界なら同学年か一個下、みたいな感じかと思います。学院で仲良し四人組のスクールライフを送ってきたばかりの殿下なので、同い年の子たちと和気藹々とする雰囲気は楽しかったのではと思います。

アイアランとも、この先のエピソードで対面することになりますので、どうぞお楽しみに!

そしてコメントに書いていただいている、スィグル以外の殿下たちと魔法戦士の関係ですが、今回は長くなっちゃうし「王宮の孤児たち」では割愛するかな〜と思っていたのですが、読者様が気にしてらっしゃるなら書かなきゃ\(^o^)/と思って、コメントいただいた時にちょうど書いていた先の方の原稿にちょこっと書きました。ありがとうございます。

「読みたい」って読者様に一瞬でも言われると喜んで1万字ぐらい書きますので。ひどい時はそれをネタに長編を書きますので、読者様におかれましては、どうぞうまくご利用ください。

02/25 23:33 047まで読みました。楽しい一場ですね。がんばれ、サリスファー、出来る弟、サリスファー!
 サリスとその一味は、みんな、しっかりしていますね。
ふだん大人ばかり(しかも大半が、敵であったり、敵か味方かわからなかったり)の中にいるスィグルが、年の近い取り巻きに囲まれて、うれしそうでよかったです。
自分の目指す良い族長らしさの片鱗を存分に発揮していて、タイユーン君なんか、これで一生忠誠を尽くしてくれそうですね。

コメントありがとうございます。

礼儀正しくご挨拶する14歳の英雄たちでした。現実世界なら中二なのに随分しっかりしています。でも、現実世界の中二も、たぶんこのぐらいしっかりしているんだと思います。社会が要求すれば、子供達って割とちゃんとやりますよね。年若い人たちの著しい成長には、現実でもいつもびっくりします。

でも、コメントにも書いていただいたように、彼らにはまだ年齢相応の幼さもあって、大人な面と幼い面が共存している感じに書けたかなと自分では思っています。そうだといいのですが!

タイユーン君は13歳で来週お誕生日なんです。そういう年頃に出会った同年代の子が王族の殿下で、もしかしたら将来、部族を率いるのかなっていう時、どんな気持ちなのでしょうか。

私には実体験することのない感覚ですが、なんだか胸がざわつきそうです。

タイユーン君にしたら、殿下は自分と同じ年齢のときに、部族の命運を左右したという責任を大人たちから問われているわけで「そんなもん知るかよ」って思わないでしょうか?

そんなの大人でも責任なんか取れないですけどね😅

今後、若い英雄さんたちと、スィグル・レイラス殿下がどういう感じで付き合っていくのか、物語の先行きを一緒に見守っていただけると嬉しいです。

2/27にいただいたコメントのお返事は、この後、記事を改めて書かせていただきます。ありがとうございました。