「王宮の孤児たち」web拍手お返事

いつも「王宮の孤児たち」をお読みくださり、ありがとうございます。

ただいま「第61話 旅立ち」が最新です。ぷらいべったーでお読みいただけます。

この辺りが長々と語ってきたエル・ギリスの新星の射手としての第一日が終わるところです。長い一日がやっと終わったなーというところで、ストーリーの構成上でも大きな区切りとなります。

ここまでで32万字も書いてしまいました。お読みくださった読者様もさぞかしお疲れになったかと。頑張って読んでくださって、ありがとうございます。

作者も頑張りました。疲れ……た……。という事で、この次の新しい流れを書くにあたって、ちょっと一旦休憩しようかなと思います。あまり長く休むと筆が止まっちゃうので、ほんのしばしの休憩ではありますが。

その間に読者様からいただいたコメントへのお返事を書きます。

3月6日に「第49話 戦場の美味」「第50話 念動術師」「第51話 新しい鍵」あたりにいただいたご感想です。

03/06 22:58 エレンディラ様ー!!とサイリウムを降りまくっているレイラス殿下派の女英雄ファンでございます。味覚が働かないレイラス殿下の弱点を逆手にとっての粋なサポート、とても素敵でした。英雄としての政治の一環ではあるとも分かっているのですが、お茶の一件といい、痺れます。

対してフューメちゃんは初々しくて可愛らしいですね。英雄譚が現実でもあることに驚いたり、部族の麗しの王子様に優しい言葉をかけてもらって心揺れ動かしたり、宮殿の小さな世界で生きてきた娘さんなんだな、と。とはいえ、これまでの常識を木端微塵にされてすぐ対応している強さは流石なんでしょう。そんな「あなた、凄いわ」を生返事で返すギリスちゃんはとても彼らしかったのですが、戦場に出たものとそうでないもののギャップが壮絶というか、残酷というか、胸にきました。彼女もこの後グラナダについてきてくれるのでしょうか。タンジール仕込みのセンスでグラナダのファッションリーダーになって欲しい、と妄想が広がってしまいます。あそこの商工会は商魂逞しくていらっしゃったので。なお、ジェレフさんについてはエル・サフナールにしてやられた「ジェレフちゃん」を知ってしまっているファンなので、数年後、彼女があれを知ることがないよう祈るばかりです。いえ、一緒に楽しむのもありだと思いますが(大っ好きです、あの詩人さん)

コメントありがとうございます。

レイラス殿下の支持派の方が現実世界にもいてくださって嬉しいです。殿下は即位できるのでしょうか! ぜひとも応援してさしあげてください。エレンディラもグイグイとレイラス殿下を推していました。一日で腹を決めてくるあたり女長《デン》も行動が速いです。

50話・51話では、年若い魔法戦士たちの様子を書かせてもらいました。フューメンティーナが妹たちと現れたのは、エレンディラのレイラス推しパフォーマンスの後なので、女英雄たちは派閥で意見をまとめてから来ているのだという感じです。フューメが独断でやって来たわけではないという表現にしてあります。

彼女はちょっと前までスィグル・レイラスの悪口を言って、ギリスを廊下でドツキ回していたのに、派閥の姉たちやエレンディラがレイラス殿下を指示することに決めれば、サッと変わり身が速いです。信頼している上の人に言われれば従うタイプです。

なので最初に挨拶しに来た時には、お姉様に命じられたから来ましたという事でしたが、話しているうちに彼女自身の意思も加わったんでしょうか。そうだといいんですが。それがジェレフとお茶できるせいなのか、新星レイラスの魔性の魅力が一応なにかあったのか、ご判断は読者様にお任せです。

ギリスも一応本当にすごかったんだと思います。

フューメンティーナがグラナダ統治についてきてくれるか、実は作者も全く決めていません(汗)どうしましょうね?

フューメは「王宮の孤児たち」のために新たに作ったキャラクターで、時代的にこの後のお話にあたる「新星の武器庫」を書いた時には全く存在していなかったため、もちろん武器庫には登場しません。あの時点では彼女はグラナダにはいなかったということに。

その後、ギリスが彼女をグラナダに召喚するかは、まだ決めていないんですが、一回ぐらい来てもらいたいですね。確かにあの街の商工会はえげつなかったので、エル・フューメグッズも発売したいかもしれないです。特に武功はないんですけど、フューメちゃんお洒落ですし、新しい産業を産んでくれそうな期待感があります。観光目的でもいいので遊びに来て欲しいです。

来たら多分、働かされるんですけどね。それもまた良しかと思います。

そして「ジェレフちゃんと詩人くん」をご記憶いただいているとは(笑) あの戯曲が本当に玉座の間で奏でられたとしたら、フューメちゃん絶対聴いてそうです。そういうのは聴いておくタイプの人に思えます。どういう人なんだかまだ作者にもよくわかりませんが、とりあえず聴くかな(笑)と思います。「もしかして本当なの……?」と混乱してそうですが。その時にはぜひ部族の戯曲には、いいかげんな嘘作品もあるっていうのを思い出してもらいたいです。

03/06 22:58 そして、竜の涙に対して「戦場は嫌なところだよ。僕はもう誰にも行ってほしくない」と言い切るレイラス殿下に惚れ直しました。誰も飢えさせない、殺させないが政治信条な彼に仕留められた読者ですので、グラナダ前からそういう方だと知れて嬉しくてなりません。控えめながらも部族の伝統とは違う道を突き進む彼の支えに同盟の子供たちとの友情があると思うと胸が熱くなります。(黒エルフファンとしては、ラダックさんの「殿下に同族殺しはできない・反乱の必要があるならそれはグラナダが勝手に起こす」が思い起こされ、また愛が募っていきます。「王宮の孤児たち」の一連のダージをラダックさんが読むのはどのタイミングなんでしょう。どういう感想をもったのか聞いてみたいものです。きっとギリスちゃんには辛口なんでしょうね)

長々と、しかも別の作品と関連づけての感想ですみません。どうしてもあれやこれやと繋がってしまい、妄想が羽ばたいてしまいまして。お許しいただければ嬉しいです。アイアランさんについても色々じたばたしているのですが、また別の機会に伝えさせてください。

コメントありがとうございます。

スィグル・レイラス殿下の所信表明演説みたいでしたが、スィグル本人はまだそれが自分の政治信条なんだという意識もなく、ただ何となく漠然と思っているだけの状態と思います。それがいずれ統治する者の決意に変わる日も来るのかな……と思いますが、まだまだ可愛い14歳の殿下ですよね。

その後、それほど可愛くはない18歳の殿下になって、「新星の武器庫」で自分の領地であるグラナダ市の統治をするころには、それが自分の個性だというのを少々は意識していたみたいなので、そこに至る道を今歩んでいる物語が「王宮の孤児たち」ということになります。

そんなの難しいんですが、作者、ちゃんと書けるんでしょうか😰心配です……。頑張るしかないので頑張って書きます。ぜひ応援お願いします!

この作品がちゃんと完成しないと、スィグルがグラナダ統治に辿り着かないので、頑張って書かないとですね。グラナダでラダックさんが待っています。最初は全く待っていなかったですけど。面倒くさい王族が来やがったぐらいの態度でしたけど。コメントをいただいて、作者もまた改めてグラナダ宮殿の人たちに会いたい気持ちになりました。ありがとうございます。

「王宮の孤児たち」の出来事がどのぐらい英雄譚になるのか、私もわかりません。ラダックや他の忠実なる臣民の皆さんがこの出来事を知るのはいつ頃のことなんでしょうか? 実はちっとも知らないのかもしれないなと思います。

「武器庫」の頃にもギリスって「氷の蛇」と呼ばれていましたし、臣民の皆さんの中でのエル・ギリス情報の最終アプデが明らかに「ヤンファールの勲」で止まってますよね。ギリスは一生、この部族の一般の大勢の人にとってはヤンファールの氷の蛇なんだと思いますが、有名子役さんがずっと子供時代の名作で記憶されているみたいなもんでしょうか?

ギリスは激闘の時代の最後の英雄と言えるかもしれないので、なんだかんだでそういう人物って格別なんだろうなと思います。現実世界でも、平和な世の中になっても、戦時の英雄ってずっと人気がありますものね。戦国武将みたいなものでしょうか。

エル・アイアランについても機会がありましたら、ぜひコメントお送りください。

03/06 22:59 最後に、こちらの柄を見て「レイラス殿下ー!!」となりましたことをご報告いたします。一種のファンアイテムとして手に入れたいところです。タンジールにいる殿下だと赤地なんでしょうが、氷の蛇と一緒なら青でしょうか? 

(いつぞや報告させていただきました、サハラ砂漠でフラ・タンジール気分を満喫してきたファンです)

コメントありがとうございます!

蜂だーーー😆 美しいジャガード織ですね! 自作萌えグッズだああ。

蜂さん織も素敵ですが、もう一枚の画像のほうの、マーブル模様も色合い的にグラナダ時代のスィグル・レイラスみたいで素敵です。

いつぞやは砂漠の写真をお送りくださり、ありがとうございました。そんな遠いところでカルテットのことを思い出していただけて、とても嬉しかったです。

お返事長すぎなので、今回の記事では一旦ここで筆を置きます。

他にもいただいたご感想コメントがありますので、後ほど別の記事としてお返事書かせていただきます。ありがとうございました。