Instagram小説と、ましかくSSメーカー

ある日きゅうに思いついたのです。

そもそもなんでまたInstagramがという件。

この辺だと思います。

「平和だと聞くInstagramを旅してみる」

いつぞやTwitterを見ていて、曲解系クソリプに困った某有名人の人が、Twitterランドはもうやめて、平和だというInstagramか、ブログに回帰すべきかというようなことを言っておられたのを目にしたのです。

確かに、Twitterは近頃、面倒くさい。なにかと。
Instagramは面倒くさくないのか? と不思議だったんです。
SNSなんて、どこだって同じだろうにな……って。

私にはあまり違いはないんです。たぶん。有名人に比べたら、フォロワー数が天地ほど違うし、うっかりバズりでもしなければ平和そのものだからです。6000RTぐらいから、テレビ見てヤジってるオッサンおばはん的なのが湧いてきます。けど、小説や創作の話だと、もっと少ないRT数からモメるんです。気軽にモメる業界です、Web小説。

あんまり空気悪いようならショバ替えもありやなと思って。
と言うより、どこか一箇所に依存しないスタイルであるほうが無難ですね。
投稿サイトさんも、宣伝場所も、他の書き手さんと楽しく談笑する場所も、私だけでなく誰にとっても多いにこしたことない。選択肢は多くあったほうがいいです。

ではInstagramの創作小説クラスタはどんな空気か。見学にいってきました。

正直、まだ見に行って日が浅いので、コミュニティ的な横つながりや、読み手さんが積極的に作品探しをして読んでくれるような文化がそこにあるのかは謎です。

とりあえず投稿してみました。1400字「月下世界紀行(5)世界の果て」です。
ブログに埋め込むとデカイΣ(゚Д゚) すみません……
画像右サイドの淡〜い>印をクリックし、ページ送りしてお読みくださいませ。

この画像は縦書き画像出力機を利用して作成したものです。ありがたいツールでした。

ですが、まあ、インスタ小説用のツールではありませんでしたので、微調整のカスタマイズは必要で、Instagramに特化した専用のツールがあったらどんなに素敵かしらという本音もございました。

本音、言ってみるものです。

神が降臨するこの展開……! 奇跡の前兆か……?(にわかに蒼天に彩雲がたなびく)

Instagramで小説コンテンツをUPしている人は、かなりの人数いらっしゃるのです。でも皆様、独自の仕様で工夫されていて、特にこれといった代表的な文字組みの仕様があるわけではないようです。読めればOKなのでしょう。

でもどうせなら読みやすい仕様を模索できたらいいな……

などと思っているうちに。

はやΣ(゚Д゚;)!! 神、はや! これが神速ってやつか!

インスタ小説メーカーではなく、「ましかくSSメーカー」が爆誕。
まだ調整中の初期段階であろうとは思いますが、使わせてもらってもいいそうなので、ありがたく伏し拝んで使用!!!

テルの物語「湾岸の風」カルテット番外編、の序章です。

途方もなくイイ、ましかくSSメーカー!!!!! ネットの神に感謝!

Instagramだけでなく、Twitterにも投稿してみましたが、とても読みやすいと思いました。Twitterで小説の公開をしたい方にも便利なWebツールだろうと思います。

文月さんには、ちょっと前に「Web小説はTwitterで宣伝するだけでなく、Twitterを作品公開の場にしたらいいのでは」というお話をうかがいまして、その時は私も、それは不思議な話だなあと思ったんです。

旧来の、支援系のランキングに作品評価(投票や☆や♡)を蓄積して、作品の実績とし、それを根拠に集客するというスタイルが当然だという先入観みたいなのがあり、なんでかピンと来なかったんですね。Twitterで読み終わられてしまったら、投稿サイトに読者さんが来てくれないじゃないか? というような思いが。

でもTwitterの人はTwitterから出ないです。よほどでなければ。
「読んでもらうこと」が目的であれば、その場で読んでもらえばいいのです。

文月さんのお話がそういう意味だったかは分かりませんが、その後、私はそういう気がしたので、SNSで小説コンテンツを運営して、その場で完了するスタイルって面白いなと興味を持ちました。

でもそれって結局、フォロワー数がものをいう世界で、そのフォロワー数の獲得が宣伝活動のキモになるわけですね。それはそれでしんどいな〜(笑)

けどまあ、カクヨムで作品運営するにあたっても、Twitterしか新規読者さんの流入経路がないのであれば、ツイートを目立たせたり、フォロワー獲得がWeb小説運営の要になってくる点では同じです。投稿サイト内で人を循環させる力が弱いし、Twitterに依存してしまうのであれば、投稿サイトで運営する意味自体がないです。

個人サイトの時代が終わり、投稿サイトの時代になったなと感じているんですが、もしかしたらこの先、また別の時代だって来るかもしれない。投稿サイトは書籍化勢のためのコロシアムみたいになって、そうではない人は別のところで遊ばないといけないかもしれないでしょ?

どういう場で書き続けたら楽しいか、今から試してもいいかなあと思いました。
それで結果的に「投稿サイトだった」「ブログだった」「個人サイトだった」という結論もありえるんですが、もしかしたら「その全部だった」というオチかなと、今は予想しています。

どうかな? 全部はしんどいな。私ひとりでやってますので。

Instagramに作品を投稿してみて、♡投げてくれた方もいらしたんですが、全然知らない人でした。Web小説の人ですらないです。どこのどなたかなっていうレベルで別世界のインスタグラマーさんです。ありがてえな……。黎明期以前のweb小説界隈のようです。誰もいないし、誰も読んではくれません。たぶん。

でもそこからスタートして、仲間を見つけて読み合ったり、いい作品と出会って感激したりが、またできるんだ! と思うと楽しいです。こっちも余裕をみてじわじわ活動したいと思います。面白くて便利なWebツールまでできてしまったからには!

皆様もどうですか、Instagramで広報。インスタ女子、可愛いですよ。