「王宮の孤児たち」、最新・第21話を今日公開しました。
ぷらいべったーさんでの連載もファイル3つめになりました。
10話ずつ区切ってUPしています。
これから読んでくださる読者様は、カクヨム版かpixiv版でお読みいただくのが読みやすいかもしれません。
連載といっても細々と書いて、できた原稿を片っ端から継ぎ足して公開している状態です。Twitterでしか告知していないので、あまり読む人も大勢いない作品ですが、読んでくださっている皆様、いつも応援ありがとうございます。励まされつつ書いています。
記事の続きには、第20話への拍手コメントにお返事を書かせていただいています。
01/17 18:16 あちこち細かいところでギリスがじわじわと可笑しくて良かったです。(2-11)『もう英雄譚に詠まれたので、大丈夫だろう』『もし本当だったら困る。そんな愚は犯せない』とか、ぽかんと椅子に座っておいて『ぼけっとしているつもりは無かった』とか、『廊下を走ってはならない』とか、『年長者らしく説いて聞かせた』とか(←あれは絶対そんな態度じゃなかったでしょ!笑)、『少しだけ避けた~実に養父はいろいろなことに精通していた』とか『もう来るなとは言わなかった』とか(←言葉どおりのことしか聞いてない)、『馬鹿なのか、この兄は』とか『部屋では暴れてない』とか……いちいち細かくじわりました。
コメントありがとうございます! 楽しんでお読みいただいて嬉しいです。
5話〜18話までずっとスィグル視点のお話が続いていましたが、19話から久しぶりにギリスの目で見たお話に戻ってきました。
エル・ギリスがどんな人物なのか、レイラス殿下に先駆けて読者様に知っていただこうというのが、このあたりの物語の一番重要な部分です。
ギリス……ちょっと変わってるけど愛すべき相棒……ということなんですが、レイラス殿下にとっては、まだ愛せるところまで来ていないです。ただの変な奴で、晩餐の席で助けてもらって、ちょっと親しくなれそうな兆しが見えたかなというところで、「18話 襲撃」ではあんな感じでした。
そのあたりの出来事をギリスがどういう気持ちでやっていたのかが、19話20話あたりで分かるのですが、全く共感はできないというか、読者様も唖然とご覧になるので良いかと思います。終始呆れて読む感じです。
何言ってるのか分からなすぎて面白い……ぐらいの気持ちに作者は書いていてなりました。
読者様もそうだといいんですけど。ただただドン引きみたいな話だったらどうしようって怯えながら書きました。
とはいえ、ギリスもずっと永遠にこのままではないので、長い目で見てください。お願いします!! 16歳の時こうだったというだけで、20歳ぐらいの頃は「新星の武器庫」なので、ギリスなりに驚くほど成長するんだなというのを担保に読んでいただきたいのです。許してください!!
『年長者として説いて聞かせた』とギリスは本気で思ってるのかもしれないです。それはギリスから見てスィグルが年下で、ギリスたち魔法戦士は年上の兄《デン》の命令は絶対だという年功序列の社会構造で生活しているせいです。
ギリスはレイラス殿下の兄《デン》になるつもりで来てるので、お兄さんらしく振る舞おうとしているんだと思います。
スィグルには迷惑かもしれません。(絶対に迷惑です) ジェレフもたぶん( ゚д゚)こんな顔で聞いてると思うんですが、読者様はぜひ長い目で……微笑ましく見守っていただければと願います。
でも実際には全然、微笑ましい状況ではなく、スィグルはギャーッってなってると思います。そんな状態で21話に続きます。スィグルがギリスと出会って助かったのか、もっとドン底に落ちたのか分からなくなります。助かったんだといいですね。
続きもマイペースに書いていきますので、よかったらぜひお付き合いください。